えー、どうも。
関東が梅雨明けしまして、喜ばしい道楽人です。
でもでも、山の天気がいまいちみたいで週末はダラダラゴロゴロしとりました。勿体ないお化けが出そうです。
手持ちの70リットルザックでは最近小さくて、新しく88リットルザック買ったからお試しに、また盆に向けて山に行きたかったんだけどなあ……
そんじゃあ、まあですね、梅雨明け前の連休に八ヶ岳に行った時の話でも
○7月14日(金) 移動日
仕事を終えて予定通り、八ヶ岳に向かう。
今回のスタート地点は、八千穂高原自然園。「山と高原地図」によると駐車可能なようなので、ここで車中泊した。
ただ、まああれだ。自然園に23時ころ到着したら車が一台も無いんですね、そんで近くの国道には車が全然走っていない。
大人気すぎる白駒池がすぐ近くなのに、こんなにも車走らないの?
不思議すぎてヤフー知恵袋で相談しようと思っちゃったよ。
ここで、っここでっ、ビビリウンコマン発動です。
やっべ、なんか不気味になってきた……と、しばらく周辺をうろうろして、街灯とか明るいところを探すも無し。
もうね、僕は山行をあきらめて帰ろうと思いましたよ、ええ。
それはあまりにも勿体ないので、アイマスク&音楽聞きながら不安な夜を過ごすのでした。
○7月15日(土)
ルート:八千穂高原自然園→八柱山→雨池→雨池峠→雨池山→三ッ岳→北横岳→大岳→双子池キャンプ場
4時起床、5時にスタート。
大河原峠林道を歩き、八柱山の登山道に入る。
看板を見るに「山菜取り」は入山禁止、なのだろうけど紛らわしい看板がある。
林道は立派で、広い。
気持ちの良いスタートをきることができた。
大河原峠林道、いい道だ。
やがて林道の途中から八柱山の登山道に。
……あ、えーとなんか軽く薮っぽいんですけど。
ある程度予想していたけど、笹薮がこの先に広がる。
踏み跡はしっかりあるんだけど、かるい笹薮が行く手を阻む。場所によっては身長よりも高い。
まだ刈り払いしていなかったのかな?
しかも、笹は朝露に濡れていて、なんともテンションが落ちてしまう。
尾根筋に出てからは笹は低くなるものの、相変わらず濡れ濡れ。
おまけに足元にはヤスデ(ムカデに似ているが無毒)がうじゃうじゃ、不快だった。
お前これ、俺が山ガールだったら泣いちゃうぜっ!?と半べそかきながら尾根筋を進む。
ヤスデと濡れ濡れな笹薮、朝から憂鬱になってしまった。
おまけに自分はタイツスタイルなので、靴下がビチョビチョに濡れて登山靴の中が軽く浸水。
とにかく山頂に出たかった。
そんなこんなで電波塔のある八柱山に到着。
展望はややイマイチだけど、山頂に出るのはうれしい。
風化した標が、マイナー山であることを物語っている。
まずは靴下を絞る。うん、思った通り少し茶色い汁が出てくる。あとは靴の中にトイレットペーパーを入れて、できる限り水分を排除するのだ。
この先も笹薮だと嫌だな、ということでゲイターを装着。初めから着けておけば良かったよ……
しかし八柱山より西側は笹薮のない、普通な登山道だったのでした。
雨池まで進み、北側を周り、雨池峠へ。
雨池、前回は文字通り雨の中の訪問。 今回はとても美しい
道中、振り返ると八柱山が見える。 小さいけど、アンテナがある
雨池峠。青空が素晴らしい。
雨池峠より、北へ。雨池山、三ッ岳へと進む。
雨池山は展望なし。
文明の利器、ロープウェイだ。
展望ねえ。
雨池山、三ッ岳のコルからの登りは、斜度もあり、岩もあり、なかなか疲れた。
ザック重てえし、汗ダラダラだし。お家帰りてえ。
三ッ岳はⅠ~Ⅲ峰まであるようだ。
Ⅱ峰。
Ⅲ峰。
北横岳も見えている。
ロープウェイもあるし、人多そうだなあ。
後ろ手にはわかりにくいけど大岳がある。
Ⅲ峰からのくだりは、岩の急斜。これから登ることを考えるとだるい。
人が立っていたからわかりました。
ロープウェイ組との合流地点からは、人多い。
北横岳ヒュッテも休憩する人でたくさん。
七つ池に寄り道しようと思うも、無視して進む。
北横への登りは、チンタラチンタラ後ろも気にせず登る人が多い。
しかし、北横山頂まではすぐだ、我慢しよう。観光客には期待してはいけない。
そう、他人には期待してはいけないのだ。
途中、七つ池が。うん、あんまり大したことなさそうだな。
北横岳山頂、北峰、南峰ともに人多く、さっさと大岳へ進む。
山頂過ぎれば人が減り、快適な山行が再び始まる。いつの間にか靴の浸水も乾いた。
青い三角屋根が素敵な縞枯山荘。
南八ヶ岳の主峰たちが見える。
大岳では読図用地図をしばらく見て、写真を撮り、山頂を満喫して先へ。
さあ、あとは本日の宿泊地、双子池へと下るだけ。
ここからがダラダラ長かったね。
おまけにポケットに入れておいた地図を落としてしまった!僕、よくドジッコするの。
くだりなげえなあ、と高度計を見て、標高からどこらへんか地図で確認しようと思った矢先だ。
仕方がない、地図がないのは嫌なので、ザックを置いて戻る。
途中、人に聞くと道中、地図を見たそうだ。
すぐ近くのようで助かった。
すると老夫婦が、落とした地図を渡してくれた。
「これ、お兄ちゃんのでしょ。大岳でしばらく地図見てたよね、下るのが見えたから拾って進んできたんだ。」
とのこと。いやあ、嬉しいねえ。探す手間が省けたよ。ありがとう、お父さん!
落としたのはどうやら、天狗の僻地という地点らしい。
途中あった岩場の地点だ。
ん、もしや……これは天狗の仕業か!!!!!
その後は天狗もいなくなり、懐かしの双子池へ。
水場が池というワイルドなテン場。好きなんだよ、ここ。
眺めの良い池の近くは水はけ悪いところもある。というか前回は床下浸水したので、山側へテント設営。雲行きが怪しいから念のため。
13時についたので、時間はたっぷりある。
ビール飲みながら設営して、まずは肉を焼く。
やっぱり山には肉、そうだろう?
その後は昼寝したり、キンドルで読書したり。
そうそう、最近キンドル端末買ったんですよ。軽くていいね、去年の盆のように長期縦走で小説を何冊も持たなくていいし、かなりいいアイテム。
あとはカレー作って寝た。
チキンカレーにする。
豆乳入れて、豆乳チキンカレーだ。
双子池はアプローチが比較的よく、この日は子供連れの親子グループがいてクソだった。
山の中なのにファミリーキャンプ場のようなクソ雰囲気。
子供はカクレンボするし、キンキン声がうるさいし、池に入るし、親は「自然で遊ぶわが子、たくましいぞっ♪」てな。
アウトドアしていると、躾の出来ていないうっぜえ親子がよくいて残念です。
うるさいほど騒いでいても、「子供のすることですから大目に見ましょう(笑)」なんて面するからね。
それは親じゃなくて、他人が言う言葉だからね?
双子池、好きなのに残念。
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