えー、どうも。
最近の暑さで食欲のない人が多いみたいですが、いつも腹ペコな道楽人です。
たまには、「いやあ夏バテで食欲無いっすわあ。」とか言ってみたい・・・
朝からお肉でも大丈夫っす。
ここ最近は週末の天気、梅雨ってこともあってイマイチですね。
先日の海の日3連休。所属するスキークラブのメンバーと谷川岳にての馬蹄縦走を計画していましたが、いまいちな天気で中止となりました。
しかし、お盆は6泊か7泊あたりで縦走する予定なので、体つくりしておきたい。
ということで、1人颯爽と繰り出したわけです。
○舞台は八ヶ岳
でもやっぱり天気はイマイチなんですわ。
天気悪いのが分かっていて、わざわざ遠出するのも嫌だし、かといって近くの標高がないような山だと暑くて嫌だ。
どうするか、悩んだ。悩みすぎて3キロ痩せた。
雨かあ、雨なあ。雨・・・雨?
ああ、八ヶ岳にでもすっか!ということで舞台は八ヶ岳。
八ヶ岳の苔むした風景は、雨だと絵になるよねえ。そんなことを聞いたことがあるぞ。・・・うん、誰か言ってた。
理由はこんなとこです。あと、八ヶ岳北東、稲子湯なら車で4時間かからない(4時間以内なら、まあ遠くもないか)ので、スタート地点も確定。
適当にコース練って、日・月のテント1泊で行ってきました。
○7月16日(土)
日中、山の買い物やら散髪やらをかましまして、晩飯後に出発。
23時に稲子湯近くの無料駐車場へ。ここで車中泊しようと思うも、なんか不気味に思い山を少しおりる(笑)
いや、なんか山の中に1人で寝るのって駄目だよなあ。お化け怖いビビりマンなんですわ・・・
しかも霊感が無いというね。それなのにお化け怖いの。
だっさい、ほんとゴミ虫な僕。ゴミ虫うんこまん。
すぐ近くに真っ暗な温泉施設があったので、そこで仮眠。だが、夜中の2時に再び恐怖感がこみ上げてさらに山を下りる。
いや、なんかアイマスクしてるんだけど、誰かがライトで車の外から照らしているような・・・
寝ぼけてんだか、現実なのか?
もはや自分でも何がしたいのかわからない・・・
結局、県道まで下りて道沿いのチェーン着脱所で寝ました。
まったく、我ながら情けない。
○7月17日(日)
ルート:稲子湯→しらびそ小屋→本沢温泉→夏沢峠→硫黄岳→夏沢峠→本沢温泉
4時半、再び稲子湯の駐車場に戻り、登り始める。
こまどり沢沿いの道は、樹林帯だが木がまばらで鬱陶しくない。蒸し蒸し樹林帯はノーサンキューです。
やがて苔むした木々やら出てきて、おお八ヶ岳に来たなあと思わせる。
うーん、これぞ八ヶ岳ですなあ。
この日は稜線で強い西風が吹いていた。稜線に出る前だけれど、時折涼しい風が吹いていて、とても気持ちがよかった。
そして、しらびそ小屋へ。
しらびそ小屋の隣にある、みどり池。
雲が、どよーんと立ち込めている。気持ちも少しどよーん。ここでテン泊したい誘惑にかられる。
奥に見えるのは稲子岳だ。朝、駐車場で稲子岳に行くと言うおじさんに会った。
山と高原地図とかにはルートが無いけれど、登山道があるようだ。今度行ってみよう。
さて、お次は今回のテン場、本沢温泉へ向けて。
初めは、なだらかーな道で苔たちが出迎えてくれます。
ピンクの花が咲いている。クリンソウというらしい。クリリンじゃあねえ。クリリンソウ?
ちなみに、ハクサンイチゲという花があるが、俺はたまにハクサイチンゲと言いそうになる。
チンゲとか言い出さないように、結構気を遣う。
クリンソウの群生地。いい色だなあ。
ほいっと、本沢温泉。
日本の秘湯。野天風呂で最高所。
でも、狭いんだよなあ。もともと入るつもりはなかったし、結局入らなかった。
7時に到着し、テン場宿泊の手続きを。
一番奥に設営。出入り口から外には誰もいないぜ。
ここで、うだうだ1時間も過ごしてしまった。座ったら、ゆっくり飯食べたくなるし、うとうとしてきたし・・・
稜線の風強いのはわかってるし、硫黄岳方面は少し怪しい雲もある。
しかし、今回はトレーニングも兼ねているので、めっちゃくちゃ気合入れて、やっとこさ歩く気になりました。
夏沢峠に着くと、風が強い。うーん、このまま森林限界まで行くのお?
またもや頭の中で、サボり魔が帰宅させようとする。だけども、そう!
僕は今日、トレーニングに来たんだ。この日2回目の気合を入れて硫黄岳へ向かうのであった。
あー、帰りてぇって思いながら。
本沢温泉、誰もいないのでパシャリ。
やっぱり小さいなあ。鑓温泉とか、高天原温泉、蓮華温泉。苗場の赤湯温泉。
野湯はいろいろ入ったから、こじんまりとした本沢温泉には、あんまり魅力を感じない。ここは水着着て入る人が結構いるらしいけど、笑っちゃうよな。
鑓温泉でなんかテン場のおばさんに、お尻見られまくりだったわ。
露出狂じゃない、断じて。
硫黄岳近く、森林限界になると、いやあ風が強い強い。
でっかいザックは時折、風に煽られます。
もうほんと、すっごい帰りたかった。でもここまで来たら、硫黄岳まで行きたいじゃん。
行きたいじゃん!!
吹きさらしで体が冷えそうなので、カッパを着る。ふむ、温かい。
こんなに風が強く、雨でも降れば低体温症もありえるかもしれないのに、子連れが目立つ。
・・・あほや。うんこまんや。
子供は体温すぐ下がるのになあ。自分の体の状態も把握しづらいのに。
でも赤の他人だし、どうでもいいのでスルー。
そんなこんなあんなで、硫黄岳へ。
赤岳まで行きたかったけれど、何も見えないし、そそくさとテン場に帰る。
さあ、のんびりゴロゴロ糞野郎タイムです。イエア!
時刻は10時半!!早い!!どうしよう、何しよう。かと思うほど。
こんな時の為に小説持ってきた。
テン場到着前にポツポツ雨が降ってきたので、ニンジャタープを張る。
うーーん、いいぜえ。
隣には沢。これがテン場の水です。
要煮沸だけど、面倒だから生だぜ。ちょっとドキドキしたぜ。水で下痢したこと無いけど。
ヘリノックスちゃんも一緒。この2つがあると1キロ超えるけど、愛すべき道具です。
でも虫も雨宿りしてきてムカついた。お前らは入るなと、虐殺じゃ。
お昼はカルボナーラちゃんです。
先日の水漬けパスタの残り、卵、豆乳、チーズ。これはパルミジャーノレッジャーノです。
パルミジャーノレッジャーノ!!!うん、素敵な響き。
運動したから、こってりはウマい。カロリーはウメエ。
胡椒効かせて喰らう。チーズが少し物足りないので、さらに追加。最終的にはチーズかじりながら食べた。
WILDだぜ。
夜はスパイシーチキンカレー。家でスパイス調合して持参。
今回は豆乳を入れてみた。これがウマくて驚いた。しかし、満腹なので味見だけして翌朝に持ち越す。
時間は無駄にあったので、小説読み終わってしまった。程よい時間なので就寝。
○7月18日(月)
ルート:本沢温泉→東天狗岳→中山峠→高見石小屋→白駒池→稲子温泉
4時の目覚ましで起きるも、5時に設定しなおして2度寝。
今日はコースタイム7時間。のんびりスタートでもいいのだ。
2度寝から起きて、朝飯。アルファ米に昨晩のカレーをIN。
うっめえです。朝からたっぷりカロリー取った。
さあ、東天狗と根石岳のコルまで白砂新道で440mほどの登りだ。
天気は抜群にいい。青空がクッキリだ。
朝イチにしてはチョイ疲れる道のり。やっとこさコルに着くと・・・
おう、東天狗と西天狗岳だ。いい青空だなあ。とっても気持ちよかった。
やっぱり山は晴れに限るっ。
稲子岳と雲海。
雲海。ひゃあ、いいねえ。
雲海が濃くて、なんかアイスみたいだった。下山したら食ってやる。
手前の硫黄岳。爆裂火口、かっちょいい。
そして奥には赤岳、阿弥陀岳。今度久しぶりに行こうかなあ。
今回も花、撮りました。
ハナニガナ
キンバイ。
シナノ?ミヤマ?わかんねっす。
天狗岳から白駒池めで、下りまくる。
トレッキングポールを使った4足歩行の下りは大好きだ。トレランの人以外なら追い抜きまくりだし、風が抜けて気持ちがいい。
ストックの付く位置、安定する足の置き場を考えながらどんどん下るのは、アスレチックのようだ。
膝が痛まないように、相当腕の力使うけど。
白駒池。ああ、カヤックしてえなあ。
そんでビール飲んで昼寝してえっす。
白駒池ってアプローチよくて、ロケーションいいよね。
今度テン泊すっかな。・・・去年もここでそんなこと思ったな。
卵がお供えされていた。ああ、うまそう・・・
さあ、下界までもすぐですぞ。
シャクナゲ尾根を経由して稲子温泉まで帰りだ。
580mの下り、まあ大したことないんだけど、ちょびっと暑くてだるい帰り道だった。
こんな尾根、歩く奴いるのかあ?と思うも結構人がいた。さすが八ヶ岳。
稲子湯付近の無料駐車場に着く。予想よりもだいぶ早い、昼過ぎに着いた。
しかし、周囲にはアブの大群が・・・
気にしないようにしたが、車に避難した。いやあ、刺される前でよかった。
下山してきたリア充男女グループがアブに困っているのを、車の中からほくそ笑むクソ男は、着替えて稲子湯から少し離れた温泉に入り、帰宅するのであった。
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