北八ヶ岳縦走記 後編

北八ヶ岳縦走記 後編

えー、どうも。

……ああああ!!!盆の悪天のせいで長期縦走の中止をしました道楽人ですううううう!!!

なんなんだ、この連日の曇天は!!

8月11日から6泊予定で北アルプス縦走を予定し、トレーニングと山行計画をしてきたというのに。

9日あたりから天気予報をチェックしていると、日に日に予報は悪くなる。

10日17時の予報では11、12日は非常に不安定な天気となるとのことで。さらにその後もイマイチ天気。

なんかいちいち天気予報でハラハラしているのがアホらしくて、中止としました。

まあゴロゴロな盆もいいかな、と。

このままゴロゴロしていると腐りそうなので、更新です。

○7月16日(日)

ルート:双子池→亀甲池→北横岳→北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅→雨池峠→縞枯山→茶臼山→麦草峠→丸山→高見石小屋

 

双子池の目覚め、天気は下り坂予報。こんな日は、ダラダラ寝ていたい

まずは亀甲池に進む。

以前見た時よりも水量が増えていて、また朝日も当たり美しい光景だった。


ここで幕営したいもんだ

ここからは北横岳まで登り。まあ、地形図的にもそこそこキツそうだな、なんて考えていたけれど……

3日間で一番キツイ登りとなる。

亀甲池でちらっと見た先行者も、俺と同じでペースがなかなか上がらないようで、つかず離れずの距離。

北横岳に着いたときは、お互い「いやあ、朝一からキツカッタですね……」とねぎらう。

ザックもなかなか大きく、年も近そうな青年に親近感が湧いた。

彼とは、このあと何度かすれ違うこととなった。


北横山頂は風が強く、蓼科山はしばらく雲に覆われていた。

腹が減ってきたので、北横岳ヒュッテにて本日2回目の朝食。1回目は食べやすいシリアルなのだけど、腹持ちが超絶悪い。

ヒュッテには、前日訪れた時だと人 人 人で気持ち悪かったけれど、朝早くて人はいない。

ベンチでのんびりとパンを食べた。


静かだ。
ロープウェイもまだ動かず、ヒュッテ泊りの人は出発したと思われる。

山頂駅に向かう途中、なにやら便意が。

うーん、どうしたものか。山頂駅ならトイレあるかな?と思い、そそくさ進む。


さすが山頂駅、立派なトイレがある。

山頂駅には人がほぼいなく、ここも静かだった。

そしてトイレが何と、超綺麗!!水洗ではないんだけど、臭いもなく素晴らしい。

悪天候ならここでテント張ってもいいくらいのレベルだった。

ということで、素晴らしいトイレタイムを過ごすことができた。

軽い体となり、雨池峠へ。

途中の縞枯山荘は、トンガリ屋根で可愛らしい。


風力発電機が邪魔かな。

こんなとこでテン泊出来ないのが残念だ。

雨池峠からは縞枯山へ。先の茶臼山ともにガスったりしていて、どんどん先に。

こりゃあ予報より早く天気が崩れるかも、と先の予定を考える。

この日は黒百合平でテン泊を予定していたのだけど、既に登りが疲れている。朝一でやられてしまったか?天気が悪いから?

なーんか気乗りしない2日目だった。

 

気乗りしないまま麦草峠まで進んでいると、お腹の調子が……

これは「御下痢様」ではないだろうか。だ、大丈夫だ。

麦草峠まで行けばトイレがある。と思うも、この日のお腹はワガママさん。

仕方なく、茂みに入り済ませる。苔さん御免。

 

すっきりした後は麦草峠に到着。

もう登る気がしないし、このまま白駒池で泊まろうか。いや、それなら車まで戻って帰宅もアリだなと思っていると声をかけられた。

北横岳で話した青年だった。彼は予定変更し、このまま白駒池で泊まるらしい。

こちらも予定変更しようかという旨を伝えると、「確かに。なんか登る気が起きないんですよね。北八ヶ岳は苔だらけで道がみな同じに見えるし。」

そう、これだ。登る気が起きなかった理由。

北八ヶ岳は山頂以外の景色がみーんな同じに感じる!!


常にこんな感じなんだ、3日も歩くとなると飽きる。

理由がわかったところで高見石小屋にてテン泊することにした。さらに先に進んでも、またあの道でしょう?何回か通ったことあるルートだし、高見石で十分。

でもあそこってテン場どこにあるのかな、と思いつつ最後の登りを進む。

高見石小屋は、ちょうど昼とあって人がたくさん。

しかし空は今にも降りそうな黒い雲が。こんな時にノンビリ飯食っている連中が多くて変な光景。

小屋で受付すると、なんと小屋の正面がテン場スペースというのだ!

超狭いじゃんか……


この見えている空間がテン場。しかし、岩が多く設営可能場所は少ない。

翌朝撮影。写真中央のザック左側に設営していた。

とりあえず雨が降りそうだし、とっとと設営。

しばらく人は消えず、騒々しいので耳栓して仮眠。

さすがに15時ともなれば、人はまばらに。静かな時間を過ごすことができた。

 

○7月17日(日)

ルート:高見石小屋→白駒池→信濃自然歩道にて八千穂高原自然園

 

朝起きてみると、二度寝したせいかテン場は誰もいない。何と良い朝なのだろうか。

しかし微かにガスっている。そういう意味では微妙な朝だ。とっとと帰りたいので、支度をする。

白駒池まで、まーたあの見慣れた苔道を進む。もうあきたよ、だいたい風が抜けなくて暑いんだよなあ。


もう、苔はお腹いっぱいだ。

白駒池も空はどんよりで、イマイチな景観。


どよんとしやがって。

ここから信濃自然歩道へと入る。

といっても、今までの道と感じは変わらなかった。

やがて林道に出て、国道299号に出る。


林道から国道へ。

国道を5分ほど歩くと、再び信濃自然歩道に入る。


看板見逃さないように。

少し林道を歩いたら登山道になり登り。少し登れば剣ヶ峰。

そこからの眺めは、まずまず。ゴールの駐車場付近が見え、テンションあがる。


ちょっと開けたところはバスの駐車場。すぐ隣に八千穂高原自然園がある。

剣ヶ峰から先は、これまでの北八ヶ岳とは雰囲気が違った。

木が適度に生えていて、苔少ない。そこら辺の登山道といった感じ。風も抜けるし、気持ちがよかった。


やっぱり、こんな感じの登山道が落ち着く。

やがて八千穂高原スキー場に出て、さらに下っていく。


リフトだ。ちょっとスキーしたい。

スキー場を抜けて、再び国道299号。

そして歩き詰めれば八千穂高原自然園にゴール。


中央のスペースがバス利用者専用の駐車場。八千穂高原は道路挟んで向かい側。
そして、どうやらこの写真を撮ったところが駐車場のようだ。

自然園には他に車が一台。自然園で食事をしている人のようだ。建物の近くには作業中のおじさんがいて、車を停めていたことで何か言われないかハラハラした。

と思っていたら、おじさんが近づいてきて一言。

なんでも停めるのはいいが、何日も停まっていると事故やら何かあったのでは?と心配になるとのことで。

登山なら、何日下山とか書いて車に張っておいてよ、だそう。

確かにそうだな、と謝罪です。

 

一応、「山と高原地図」には駐車場マークが記載されていたが、もしかしてすぐ近くの案内板のあるスペースを指していたのか?


自然園の南にある案内板。ここのスペースが駐車場かもしれない。

何はともあれ、無事終了です。

 

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